昨日は室内編でしたが、今日は立地で判る危険性についてお伝えします。 傾斜地に建っている 傾斜地に建っている建物は、「盛り土」と「切り土」があります。 斜面に土を盛って平面にしたのが「盛り土」、斜面を削って平面にしたのが「切り土」です。 危険な…
昨日は、外観から判る、危険な建物の見分け方をお伝えしました。 今日は、室内で判る見分け方を紹介します。 窓が大きい 最近のマンションや住宅では、窓を大きく取る傾向にあります。 南面が全て掃出し窓になっていたり、リビングの壁の2面に、窓をとってい…
大地震の時に、一番危険なのは、住宅や建物の倒壊です。 阪神大震災の地震当日の死亡原因で、一番多かったのは圧死です。 倒壊しやすい建物は、簡単に見分けられるモノがあります。 意識して、周辺の建物を見て下さい。 一階が駐車場 「ピロティ形式」と言わ…
リオオリンピックが閉幕し、いよいよ2020東京オリンピックが現実味を帯びてきましたね。 東京都民としては、閉会式の引継ぎセレモニーにワクワクしました。 しかし水を差す様ですが、東京には、地震、テロ、放射能といった危険性が常にあります。 目を反らし…
夏から爽やかな秋にかけて、アウトドアが気持ちいいですね。 キャンプに出かけませんか。 実は、キャンプは地震対策にもなるのです。 阪神大震災の時に、とても役に立ったのが、キャンプ用品でした。 海と山に囲まれた神戸は、アウトドア好きが多く、一家に1…
地下鉄に乗っている時に、地震が発生した場合、どうすればいいのでしょうか。 出来うる最善の対処法について、お伝えします。 まず、地下鉄は安全なのでしょうか。 地震の時に、地下は比較的安全だとされていますね。 しかし、残念ながら、そうは言いきれま…
区役所や銀行など、皆様が出入りする建物は、耐震化された物が多くなりました。 大手銀行などでは、支店には耐震基準を満たした建物を使用する規定を設けています。 耐震化されていれば安心、と思ってしまいますよね。 しかし、そうとは言えません。 耐震化…
大地震の現場では、怪我人の救護も必要となります。 しかし、知らないと怖いポイントがあります。 救護の際に気をつけなければならない事について、お伝えします。 まず救護の際に気をつけたいのは、感染対策です。 特に、血液の扱いには、充分注意しなけれ…
今日は旧盆の送りです。 熊本地震でも、沢山に犠牲者が出てしまいました。 阪神、新潟、東日本、熊本。あの震災に悲劇を、繰り返してはいけません。 4度の震災から学び、命を守る為に出来る事は何なのでしょうか。 どうか、アクションを始めて下さい。 大地…
地震に備えていますか。 地震防災というと、地震の揺れに対する防災があります。 耐震化や、室内に生存スペースを確保して、命を守るのが、最も重要です。 しかし、防災対策は、それだけでは不十分です。 大地震は、二次的な災害を引き起こす事があります。…
基本的な事ですが、大地震がおきた時、まず何をしたらいいか、判っていますか? 実は、この基本さえ間違って認識している人が多いのです。 年齢によって、学校などで教えた防災対策が違うからです。 また、災害時の心理によってひき起こされる間違いもありま…
よく、地震対策に無関心な人は、こんな事を言います。 「まあ、来たら来たで、しょうがないでしょ」 また、年配の方からは、こんな声も聴きます。 「もう歳なんで、潰されてもいいわ」 自分の事だから、という気持ちで言っているんだと思います。 でも、こう…
大地震など災害にあうと、その現場では次々と判断が迫られます。 何が危険なのか安全なのか、いつどこに避難すべきか、混乱する状況で何を優先すべきなのか。 しかし、災害時に冷静な状況判断は、とても難しい事なのです。 心理的は要因がいくつも絡み、正し…
ペットは大切な家族の一員です。 人間の家族と同じように、地震対策をして下さい。 まず、生活スペースを安全に整えるのは、人間と同様です。タンスが倒れたり、食器棚や本棚などからの落下物などは、とても危険です。 壁掛け時計、棚に置かれたガラスの写真…
地震対策には消極的な人も多いのですが、自分の子供の命が危ないと思ったら、無関心でいられないでしょう。 震度6強から震度7の大地震は、命の問題になります。 小さな命を地震被害から守るのは親の役目です。出来る事は何か、お伝えします。 まず、子供の過…
リオ五輪がいよいよ開幕しますね。 東京オリンピックが4年後に迫りました。 これから、日本に来る外国の方も、ますます増えるでしょう。 ただ一方で、東京など関東では、首都圏直下型地震が切迫しているのも事実です。 最近は、関東で有感地震が増え、現実性…
東日本大震災で、東京などで発生した帰宅困難問題。 徒歩などで自宅に帰ろうとした人々で、街は大混乱となりました。 その時の教訓から今は、地震直後は移動せずに、会社などに留まるよう、政府は呼びかけています。 企業には、3日分の水や食料を備蓄するよ…
地震で住宅の基礎や梁、柱に被害が出ると、危険です。 余震による倒壊に可能性もあるので、避難しなければなりません。 熊本地震では、最初に震度7に耐えた住宅が、2度目の震度7で倒壊し、尊い人命が失われました。 そして、当然のように体育館などに避難が…
もし高速道路を走行中に地震にあったら、どうすればいいのでしょうか。 マニュアルでは、スピードを落とし路肩に駐車するとなっています。 しかし、現実はセオリー通りに行かない事も多いのです。 以前、首都高速道路を走行中に、地震にあったことがあります…
東京など都市部の住宅密集地で、特に地震後に怖いのは、火災による被害です。 不燃化が進んでいる地区でも、安心は出来ません。 震災時の火災は、通常の火災とは、まったく違います。 その恐ろしさについて、お伝えします。 まず、震災時には、同時多発的に…
関東に有感地震が続き、首都圏直下型地震も近いかも知れません。 地震への備えは、大丈夫ですか? 実は、首都東京は、他に比べ、深刻な問題を抱えているのです。 それは、人数の多さです。 東京は、朝夕のラッシュの電車は大混雑です。 よく、休日に遊びに出…
今日は、ちょっと辛口な事を書きます。 被災者だったから言える真実です。被災者になった経験のない方には、理解できない事もあるかも知れませんが、是非知って頂ければと思います。 被災者とってボランティアなどの支援は、大変ありがたいものです。 熊本地…
大地震が起きた後、家がとりあえず無事だった時、避難しますか? 実は、正常化バイアスという心理状態が働き、人は動きたくなくなるのです。 とりあえず留まって、様子を見ようとしがちです。 でも、これは想像以上に危険な事なのです。 その2つの理由をお伝…
最近、地震が増えたと感じる人も多いのは。 そろそろ、大きいのがくるかも。 大地震に備えなきゃダメよね。 判ってるけど、何もできてない。 何からしたらいいのかな。 そんな人に、地震の備える為に、最低限するべき3つの事をお伝えします。 まずは、ここか…
1. 避難所に逃げれば安心 ⇒× 避難所には、小学校などの避難場所と、火災などから安全を守る広域避難所があります。 一般的に避難所として認知されている小学校・公民館などの避難場所は、生活できる場所ですが、安全が保障される場所ではありません。 一方、…
最近、地震が相次ぎ、地震保険に入ろうと思った方も多いのでは。 また、費用の点から、加入をためらっている方もいると思います。 地震保険は、地域によって保険料が違い、割高に感じる地区もあります。 また、火災保険より支払われる額はずっと少ないのです…
大地震の時には、パニックが怖いと思っている人はいませんか。 災害時にパニックに巻き込まれるのは、恐ろしいですね。 もしかしたら、大地震の現場は、阿鼻叫喚を想像する人が多いのかも知れませんね。 実際には、その逆なんですよ。 震災の現場ではフリー…
昨日の「正常化バイアス」に続き、災害時に知っておきたい言葉「多人数同調バイアス」について解説します。 これは言いかえると「みんなと一緒なら大丈夫」と思い込む事です。 しかし、大地震など災害時には、判りますね。大丈夫じゃありません。 でも、判断…
「正常化バイアス」という言葉を知っていますか?大地震や大きな災害の発生時に、命を守る為に、大切なキーワードとして、注目されている言葉です。実は、大地震の後で、この正常化バイアスで命を落とす人が、とても多いのです。東日本大震災でも、最近の熊…
非常食、備蓄してますか? 政府は大地震地震などの非常事態の対策として、一週間分の食料の備蓄を呼びかけています。 皆さん、やられてますか? 一週間分って、結構な量ですよね。 4人家族にもなると、大変な量になるし、置く場所も確保しないといけません。…