被災者発信、メウロコ地震対策

防災だけじゃ足りない。防災・避難・復興まで、震度7被災体験を基に、リアルに指南します。

知らないと怖い、地震対策ブログをスタートします。

今日から、地震対策ブログをスタートします。よろしくお願いいたします。

東日本大震災から5年以上経過し、地震への関心も薄らいでいました。しかし、熊本地震震度7の2連発に再び危機感を感じた方も多かったと思います。

地震発生確率が低かった熊本で大地震が発生し、日本列島に安全地帯はありません。阪神、新潟、東日本、熊本と震度7の大地震が相次ぎ、明らかに日本列島は地震の活動期に突入しています。南海トラフ地震、首都圏直下型地震なども、切迫性が高いとされています。

 

地震は怖い。備えなきゃいけない。

判っていますよね。

でも、どうしていいか、よく判らない。

非常食とか、いろいろ買わなきゃ。でも、気が重い。

まあ、来たら、仕方がないか。どうしようもないしね。

 

こんな人、多いんじゃないでしょうか。

 

また、「うちの備えは完璧よ」と思っている方。

 

本当にその備え、本当に合っていますか? 充分ですか?

 

地震対策は、いまや防災対策だけでは足りません。

地震のあった直後はどう動くか、避難生活はどうするか。そして、一番大切なのは、どう立ち上がっていくか(復興)です。

 

そこまで言及している方は、なかなかいませんよね。

実は、防災の中心になっている学者や専門家は、大地震での被災経験者は、あまりいないのが現状です。ましてや、実際に避難の経験や長い復興の過程なども、リアルには知らない人が多いのです。東京在住の方が多いので、仕方がないことですが。

机上の理論で、地震対策がなされているのは、怖いことです。

 

私は、阪神大震災震源地に近い場所で被災し、避難し、10年に渡る長く厳しい復興に日々に立ち会ってきました。

 

震度7を実際に体験した人でないと言えない、リアルな命の守り方を、伝授することが出来ます。また、主婦感覚で、なるべくお金がかけない地震対策をお伝えできます。

 

地震の後、その現場で何が起こるのか。何に注意すればいいのか。

そして、速やかに立ち上がる為には、どう動けばいいのか。

 

きっと皆さんの知らない事、勘違いしている事が、沢山あります。

阪神の経験が生かされず、東日本、熊本でも、多くの被災者が質の低い生活を長く強いられ、立ち上がれない方も沢山いらっしゃいます。同じ被災者として、胸が痛みます。もう黙っている事は出来ません。

 

日本列島に住んで、地震を避ける事は出来ません。

被害を最小限に抑え、速やかに立ち上がらなければなりません。

もう大地震を4回も経験したのですから、経験則でベターな方法は存在しているのに、なぜか一般には浸透していません。

それを広めるのが、このブログの目的です。知っているつもりもあなた。きっと目から鱗が落ちますよ。

 

震度6強を超えると、地震は命と直結する問題となってきます。大切な誰かの、また、あなた自身の命が奪われるとしたら、無防備で大丈夫ですか。

また、大地震の影響は長く続きます。阪神大震災は復興の区切りに10年かかりました。立ち上がりの遅かった東日本は、もっとかかると思います。小学生が大人になる年月ですね。復興へのスタートを間違えると、不幸が長く続いてしまうのです。

 

一人一人の被害が抑えられれば、実は被災地全体の負担も少なくなり、復興は早く進みます。地震対策は、自分ひとりの問題ではないのです。

 

これから、順次アップしていく予定です。地震対策は決して難しくはありません。お金をかける前に、まずは知る事から始めて下さい。