被災者発信、メウロコ地震対策

防災だけじゃ足りない。防災・避難・復興まで、震度7被災体験を基に、リアルに指南します。

非常食備蓄してる? お金をかけずに出来る簡単な方法とは

非常食、備蓄してますか?

政府は大地震地震などの非常事態の対策として、一週間分の食料の備蓄を呼びかけています。

皆さん、やられてますか?

一週間分って、結構な量ですよね。

4人家族にもなると、大変な量になるし、置く場所も確保しないといけません。

 

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わかってる。やらなきゃ。

いろいろ、非常用の食料とか買わないとね。

カンパンとかフリーズドライ食品とかでしょ。

でも、そういうのって結構高いし。億劫なのよね。

 

と、なかなか準備が進まない人も多いのでは。

実は、備蓄って、意外と簡単なんです。

それも、特別にお金をかけない方法をお伝えします。

 

まず、冷蔵庫の中を見て下さい。

冷蔵庫の中って、本当に個人差がありますよね。

ビールや飲みモノ位しあ入っていないスカスカの家もあれば、冷凍庫も含め、ぎっちりと中に食品が収まっている家も家もあるでしょう。

その日に必要な食品しか買わない、買いだめしない派もいれば、冷蔵庫に常に食品がたっぷりある買いだめ派もいるでしょう。

防災の見地からは、買いだめ派がお薦めです。

例えば、買いだめ派の冷蔵庫には、生鮮食品や卵、豆腐、納豆、チーズ、ハム、かまぼこなどのチルド食品、野菜、市販の冷凍食品や、冷凍のご飯やうどん、スイーツ、飲料などが、入っている事が多いのではないですか。

これが、非常時には、大切な食料になります。

意外でしょ。まず冷蔵庫なんです。

地震が起きて避難する時、恐らく停電になっている可能性が高いですし、避難する時には、ブレーカーは必ず落としていかなければなりません。通電火災を防ぐ為です。

当然、冷蔵庫の中は痛んでしまいますよね。

そこで、まず、避難する前に、冷蔵庫の中のものを食べて下さい。

調理する余裕はありませんので、そのまま口に入るものを食べましょう。

かまぼこ、チーズ、スイーツ、おかずの残りなどがあるとイイですね。

当分のカロリーと塩分を摂取して下さい。

災害時でも、人間はお腹がすきますから。

何かしらの飲み物もあると思いますので、それで水分も採って下さい。ただし、ビールはダメですよ。

残りの食料は、後で取りに来れると仮定して、保存します。

その為にクーラーボックスがあるといいですね。冷凍庫には保冷剤を沢山入れておいて下さい。クーラーボックスに保冷剤と食品を入れて、避難します。

上手くいけば、後で助けになるでしょう。

冷蔵庫には、1日2日は買い物に行かなくても大丈夫な食品を常にキープしておいて下さい。実際に悪天候など買い物に行きたくない時も助かりますし、いざという非常時には大変助かります。

 

実は、私が阪神大震災で被災した時、食料はその日の分だけ買う、買いだめしない派でした。それで、家に食料が無く、本当に困りました。

結局、朝食用に買ってあった食パンに、マヨネーズをぬって食べました。

あと、偶然、車に貰い物の缶ジュースが1箱入っていて、水分が取れたので、大変助かりました。

 

あなたの家の中を見渡してみて下さい。結構、食料や飲料がありませんか?

買いだめ派の台所には、レトルト食品や乾物、缶詰、インスタント食品なども豊富にあるはずです。

シリアルやお菓子類も、意外といろいろありませんか?

そう、これを工夫すると、結構もつはずです。

豪華ディナーとはいかないですが、命を繋ぐ食料は、実は家の中に結構あるのです。

この買いだめを、もう少し意識的に増やして下さい。

そして、災害用と考えず、少し残して、順次食べて下さい。

これが「ローリングストック」という考え方です。

これなら、特別お金もかかりませんし、賞味期限切れで無駄になる事もありません。

特にお薦めは、お菓子です。
すぐに口に入ることが、災害時には重要です。
賞味期限が長くて軽い、おせんべいやスナック菓子などは、避難時にも持出しやすく、助かります。
安売りの時にストックして下さい。