被災者発信、メウロコ地震対策

防災だけじゃ足りない。防災・避難・復興まで、震度7被災体験を基に、リアルに指南します。

楽しみながら出来る地震対策。キャンプのすすめ

夏から爽やかな秋にかけて、アウトドアが気持ちいいですね。

キャンプに出かけませんか。

実は、キャンプは地震対策にもなるのです。

 

阪神大震災の時に、とても役に立ったのが、キャンプ用品でした。

海と山に囲まれた神戸は、アウトドア好きが多く、一家に1つはテントがあると言われています。

実際、我が家にもありました。キャンプ用品一式が。

キャンプ用品は、被災の現場で、避難生活に大変役にたちました。

テント、寝袋の他、ランタン、簡易コンロ、水汲み用のタンク、キャンプ用食器や鍋、保冷コンテナ、テーブルセット等。

電気、ガス、水道のライフラインが途絶えた被災地は、キャンプ場と環境は一緒です。

阪神大震災の時は、神戸は被災者が多く屋根のある避難所の入れなかった人は、屋外にテントを張ってしのぎました。

極寒の中、厳しい状況でしたが、テントがあったから、しのげたのだと思います。

 

テントなどキャンプ用品を地震対策の為に購入するのではなく、実際にキャンプに行って、体験して下さい。

いざと言う時、テントが立てられない、なんて事がないように。

キャンプ用品を一式揃えると結構値が張るので、レジャーとして楽しむつもりで購入して下さいね。

 

子供たちにも、キャンプを体験させる事は、地震対策としても大変有効です。

電気、ガス、水道のない不便さの中で、工夫して暮らす体験をさせて下さい。

水汲みも、その重さを体験させて下さい。

 

あくまでも、楽しみながら出来る、地震対策です。

特に地震の事は考えず、キャンプに慣れておきましょう。

いざという時に役にたちます。