被災者発信、メウロコ地震対策

防災だけじゃ足りない。防災・避難・復興まで、震度7被災体験を基に、リアルに指南します。

大地震の時に危ない建物を、簡単に見分ける方法【室内編】

昨日は、外観から判る、危険な建物の見分け方をお伝えしました。

今日は、室内で判る見分け方を紹介します。

 

 窓が大きい

最近のマンションや住宅では、窓を大きく取る傾向にあります。

南面が全て掃出し窓になっていたり、リビングの壁の2面に、窓をとっていたり。

明るく開放的で良さそうですが、耐震上は弱くなります。

マンションや住宅は、地震の揺れに対しては、基本的には壁面と柱、梁で支えます。

壁が少ないと、どうしても耐震性が弱くなり、弱い方向に傾くように倒壊しがちです。

 

一部屋が大きい

最近は、リビングなどを広く取るのが好まれます。20畳を超えるリビングなど、広い部屋には憧れますね。

壁を抜いて、一部屋を大きく取るようなリフォームも流行っています。

しかし、壁が少ないのですから、当然耐震上は弱くなります。

安易に壁や柱を抜く事は、大変危険です。

 

柱が少ない

見た目の問題から、柱を少なくする傾向が、最近の住宅にはあります。

リビングを広く取る為に、柱がリビング側に少なく、アンバランスのなっている建物もあります。

柱ではなく壁面で支える構造の住宅もありますが、柱は太く多い方が、当然耐震性が高くなります。

 

吹き抜けがある

一般住宅などで吹き抜けがあると、開放的に思えますが、耐震上は弱くなります。

一階と二階の間の面は、建物を支える重要な役割をします。

これが少なく不完全ですと、建物が複雑な揺れをして、倒壊する恐れもあります。

 

室内環境は、快適性だけで安易にリフォームしたり、選択するのは避けて下さい。

家族の暮らす場所ですから、安全性を第一に考えたいものです。

 

 

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