大地震では地盤が命を分ける。危ない土地の見分け方
阪神大震災の時に、不思議な光景が見られました。
あるブロックの住宅は、全滅に近い被害なのに、道を挟んだ隣のブロックは比較的無事でした。
何が違うのかと思ったら、町名が違いました。
地名が違うと、実は地盤が違います。
地盤が違うと、揺れ方が変わってきます。
同じ震度7が襲っても、死者が出たのは、地盤が悪い場所が多かったのです。
地盤は、命を守る為に大切な要素です。
地盤はハザードマップなどで公開されていますが、他にも簡単に地盤の悪い土地を見抜く方法があります。参考にして下さい。
水にまつわる地名が付いた場所
河・池・沼・海・沖・滝・田・川・河・浦・港・津など、水にまつわる地名が付いている土地は、地盤が緩い可能性があります。
すり鉢状の坂の下・谷
すり鉢状の坂は、昔、川が流れていた可能性があります。
谷も同様です
切り立つような段差がある場所
切り立つような段差は、断層の可能性があります。
海岸から山地が近い土地の浜手
神戸がまさにそうでしたが、浜手は、海の堆積層である可能性が高いです。
新興住宅地で、かっこいい名前がついた土地
新興住宅地は、地名も変える事があります。変える時は、緩い地盤を連想するような地名の事も多いのです。
周囲に田畑が残る、新興住宅地
昔、水田だった可能性もあります。
埋立地
液状化の危険性が高いです。
火山が近い
火山灰が積もった軟弱な地盤の可能性あります。
海、川、池、沼が近く、土地の高さが低い
水辺と高さはほぼ近いと、地盤が緩い可能性が高いです。
以上、あくまで目安です。
全てという訳ではないので、ハザードマップを調べたり、土地の古い人に話を聞いたりして、確かめて下さい。