交通事故と同じ? 気持ちが楽になる地震対策の考え方
地震対策と言うと、億劫になったり、必要以上の怖さを覚えてしまう人もいると思います。
地震対策は、交通事故の対策に近いと考えてみて下さい。
ラッキーな人は、人生で一度も体験せずに済みます。
ただ、かなりの人は、人生で一度、または数度、遭遇してしまいます。(私は既に2度、体験しました)
予防対策をしても、残念ながら、全てが防ぎきれる訳ではありません。
ただ、事前の対策は、被害を少なくする上で、とても大切です。
例えば、車両の交通事故を想定して下さい
安全なボディーの車で、エアバックを装備していれば、被害は最小限に抑えられます。
一方、全く対策しない無防備の状態は、バイクに乗っているような状態で、事故では投げ出されてしまいます。
被害の差は明らかでしょう。
地震を防ぐことは出来ませんが、被害を最小限に留める減災の努力をして下さい。
自分の為にも、家族の為にも、地域の為にも。
チョットした努力をする事で、後の人生が大きく変わってきます。
交通事故と違うところは、沢山の人が同時に被災する事です。
でも、肝心なのは、自分の命を守る事です。
自分の命を最優先に全員が動けば、全体の被害は減るはずです。
どうすれば自分の命が守れるのか、事前に対策をこのサイトで学んで下さい。
第一に自分、次に家族、です。隣人など地域の人も大切ですが、欲張らないで下さいね。
まずは、自分だけは、そして家族は、絶対に無事で切り抜けると、必死になって下さい。
無事に切り抜けたら、一刻も早く立ち上がる事を考えましょう。
みんな一緒に、という共助の考え方は、動きが制限され、一歩間違うと立ち上りが遅れます。
復興も個々で考え、なるべく早く動き出して下さい。
個々が立ち上がるからこそ、地域が立ち上がるのです。
震災直後の対応は、「元に戻りたい」という感情にとらわれず、一時的な事と考え、自由な発想で動いて下さい。
被災地を一時的でも出ると、冷静な判断が出来るようになります。
そして、一刻も早く、生活の立て直しに入って下さい。
国や自治体の対応を待つと、何か月もかかります。
いつまでも動けなくなると、立ち上がりも当然遅れてしまいます。震災の影響は数年から十数年の長い間に及びます。不幸がそれだけ長く続いてしまうのです。
地震は天災です。
大地震に遭遇しても、ある程度は諦めるしかありません。
なるべく被害を少なくし、素早く立ち上がる事。それが、最善の対策です。
大地震を恐れるのではなく、軽やかに乗り越える事を目指しましょう。