被災者発信、メウロコ地震対策

防災だけじゃ足りない。防災・避難・復興まで、震度7被災体験を基に、リアルに指南します。

簡単に出来る地震対策。家に中をスッキリ片付けよう

家に中をスッキリ片付けるのも、立派な地震対策になります。

 

家に中に物が溢れていませんか。

物を収納する為の家具が沢山あったり、避難経路になる廊下に物が置かれていたりしませんか。

タンスや食器棚、冷蔵庫の上などに、物が置かれていませんか。

本棚や押し入れ、食器棚の中が、物で溢れていませんか。

家具や物で、生活スペースが狭まっていませんか。

 

家に中を整理して、物と家具を少なくし、スッキリとした室内で暮らす事は、地震対策として有効です。

 断捨離が一時、流行りましたが、物への執着を捨てると、シンプルな暮らしが見えてきます。

シンプルにして、物や収納家具を少なくすると、地震の際の落下物や転倒のリスクが減ります。

物や家具に占領されていた場所が、人の生活スペースになり、安全も確保しやすくなります。

 

私は震災体験後、物に執着が無くなりました。

震災前は、食器にこだわっていて、窯元まで出向いてセットを揃えた程でしたが、それが震災で破片の山となってしまいました。

今は、丈夫さを基準に、食器は全て白で揃えています。数も減らし、最小限しか置きません。

 

タンスは、基本的に置きません。

クローゼットの中を収納ボックスで仕切り、収納しています。

タンスの上に、ガラスケース入りの人形や、重いものを置いていませんか。大変危険です。

 

廊下や玄関周りには、物を置かないように気をつけています。

よく、トイレに入っている時に、廊下の物や家具が倒れて閉じ込められる事があります。

廊下に何か置かれているようなら、早めに整理して下さい。

 

本棚の本は、地震の時に凶器になります。重い辞典などは下に、文庫などは上に収納して下さい。

私は本棚は一つと決めていて、収納しきれない本は、定期的に処分するか、箱に入れて押し入れに収納しています。

収納スペースを先に決めて、収めきれる物だけ持つ。そう決めると、余計な物を買わなくなります。

 

震災を経験して気付いた事は、人間はそんなに物を持たなくても暮らしていける事。

もったいないと捨てられない人は、大切なモノ・必要なモノと、とりあえず持っておきたいモノを区別する事から始めて下さい。

 

地震の時に、落下物のシャワーを浴びないように、身辺をスッキリ暮らしましょう。

 

 

地震対策アドバイザーとして、リアリティのある地震対策の普及に努めています。

今後も、身近な地震対策を発信していきますので、よろしくお願いいたします。

 

HP http://www.jisintlab.jp/ 地震対策ラボ

個別の地震対策点検、無料メール相談も受け付けています。

イベントやセミナー講師などもご用命下さい。