被災者発信、メウロコ地震対策

防災だけじゃ足りない。防災・避難・復興まで、震度7被災体験を基に、リアルに指南します。

街中は危険がいっぱい。大地震の時に注意すべき5つの場所とは

自宅でなく、繁華街にいる時に大地震に遭遇する事もあります。

街中で注意すべき場所はどこか。普段から意識しておきましょう。

 

1. 地下街

地下街は、地震の時は安全と言われていますが、狭い出口に人が殺到して、パニックになる可能性があります。

また、火災が発生する事もありますし、津波の危険がある地区は、早急な避難が必要となります。

非常口を普段からチェックして下さい。出口に海抜が書いている事もあります。

 

2. 狭いビルの間

銀座や神楽坂など、ビルとビルの間の狭い路地に、感じのいいお店があって、通の人は好みますね。

でも、地震の時には、ビルが崩れかったり、崩れたビルで道が塞がれ袋小路になり、大変危険です。

街中でも抜け道に使われたり、意外と身近にありますので、注意して下さい。

 

3. 古い雑居ビル

大都市の繁華街は、戦後の復興期から始まっている事が多く、モザイクのようにビルが建ち、それぞれに新規建て替えを行ってきましたので、古いビルも残っています。

外観は綺麗でも、内部で古さを感じるビルは、注意が必要です。

阪神大震災の時には、神戸の繁華街の東門筋が壊滅的な被害を受け、完全崩壊して瓦礫の山になったビルもありました。また傾いて、隣にもたれかかったり、余震で倒れたリもしました。

 

4. ビルのエレベーター

高層ビルなどは、構造上は安全でも、エレベータ―に閉じ込められる事があります。

長周波地震動により、震源から離れた場所でも発生します。

地震の際の避難は、エレベーターを使わないのが鉄則です。

もし、閉じ込められたら、焦らずに救助を待つしかありません。

 

5. 繁華街の中心的な広場や大通り

意外かもしれませんが、こうした場所は、地震で多くの人が殺到して、押し合い圧し合いで身動きがとれなくなる事があります。

そこに余震が襲うと、落下物などで大変危険な状況になります。

地震の時は、つい人が動く方向に行きたくなりますが、人の多過ぎる場所は避けた方が無難です。

 

普段、少しだけ注意を払って、身の周りに危険な場所が無いか、気に留めて下さい。

いざと言うときに、素早く判断が出来るようになります。